The CITIZENは、部品の開発から、組み立て、品質管理、アフターサービスまでを自社で行うマニュファクチュールによってつくられています。ムーブメント、針、ねじ、ケース、文字板を、日本各地にあるシチズンの工場でつくり、それらのパーツを集め、じっくりと時間をかけて、人の手によって組み上げてゆく。The CITIZENは、シチズンのなかで時計づくりに関わる専任の職人がもっとも多い腕時計かもしれません。
通常、腕時計のケースはCADで3次元にモニタリングされたのち、金型をおこし、プレス加工を行います。
The CITIZENのケースは、そのクオリティを維持するために、より多くの工程を必要とします。種型づくりから金型の仕上げ、プレス加工まで、すべて専任の職人が行うのも、The CITIZENのこだわりのひとつです。それは、わずかなキズさえ許されない世界。プレス、洗浄、焼き戻しの工程を何度も繰り返したのちに、ようやく面の切削と穴の加工へ。そこからは研磨職人の仕事です。研磨とは、ケースを磨くことで光を生み出す作業。特にザラツ研磨と呼ばれる作業には、職人の長年の手の感触だけが頼りです。研磨ひとつでケースに映り込む光のバランスが崩れてしまうからです。機械ではできない、熟練の職人の技術と経験がもっとも必要とされる工程を経て、美しいケースが仕上がります。